つみたてNISAをやってみたいけど、具体的にどこで始めるのが良いのだろうか?
と、これから始めようと考えている初心者さん向けに、自分が実践したおすすめの方法を書きます。
結論、現状では、つみたてNISAは楽天証券を使うのが最強となってます。
最後まで読む事で、かなりお得に始められると思います。
つみたてNISAのおさらい
NISAとは、少額投資非課税制度のことであり、金融機関で、非課税口座を開設して、その口座内で対象となる投資商品を購入すると、本来約20%課税される分配金や売買益等が、非課税となる制度です。
その中の1つである、つみたてNISAについては
年間の非課税枠が40万円
運用できる期間は20年間
投資対象商品は、金融庁の定めた条件に適合する投資信託やETFに限らる。
となっております。
つみたてNISAの詳細と実力については前回の記事をご覧ください
どこで開設するか
金融機関なら、ほぼどこでもつみたてNISA口座を開設することができます。
しかし、NISA制度というのは一人一口座しか作ることができません。
ましてや、つみたてNISAは長期間での資産形成を目的としている物ですから、後で後悔したくない金融機関選びをする必要があります。
結論としては、ネット証券が最有力候補となります。
選定のポイントは以下になります。
- 商品ラインナップ
- 最低積立金額
- 引き落とし先
- ポイント還元
商品ラインナップ
口座を開設しても、欲しい商品が無かったり、別の銘柄を積立てたいと考えた際にその証券会社が取り扱っているかどうかと言う事は重要です。
- 大手銀行:3~12本
- 大手総合証券:3~22本
- 大手ネット証券:150~170本以上
ネット証券が圧倒的に多く取り扱っていることがわかります。
大手じゃない所だと1本しか取り扱ってない所もあるそうです。
最低積立金額
まだ投資余力のない方や、不安なのでなるべく少額から始めたいと言う初心者さんの場合、最低いくらから投資可能かと言うのも気になるかと思います。
- 大手銀行:1000円~10000円
- 大手総合証券:100~1000円
- 大手ネット証券:100円
ネット証券だと100円から始められるというのは融通が利いて良いですよね。
引き落とし先
これは、ご利用の銀行からの引き落としに対応しているかどうかと言う事です。
- 大手銀行:自行のみ
- 大手総合証券:全国の銀行等に対応
- 大手ネット証券:全国の銀行等に対応
auカブコム証券はネット証券ですが、7行にしか対応していませんでした。
ちなみに、自分は後に出てくる理由でクレジットカード決済をしています(^^;
ポイント還元
ここまでの検証で、ネット証券が有利なのがわかったかと思います。
ネット証券は、スマホとマイナンバーカードがあれば家にいながら簡単に作れるのも魅力です。
しかも、ネット証券は個別株の売買手数料も格段に安いので、他の投資にチャレンジしやすくなっています。
こうなると比較対象として大きなファクターが、ポイント還元制度となってくるかと思います。
ちなみに取り扱っているポイントは以下になります。
- SBI証券:Tポイント
- 楽天証券:楽天ポイント
- 松井証券:松井ポイント
- マネックス証券:マネックスポイント
- auカブコム証券:Pontaポイント
- SMBC日興証券:dポイント
各社ポイントの種類による差別化を図っていますが、個人的には全社現金還元だと融通が利いて助かるなぁと思っていたりします(^^;
保有残高によるポイント還元
各社ポイントの貯まる仕組みで共通している部分があるので比較したいと思います。
それは、投資信託の保有残高に応じてポイントが還元される事です。
つみたてNISAで主に買い付ける投資商品は、ほぼ投資信託を選ぶことになるかと思います。
この機会に、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるサービスを各社準備されているので調べてみました。
- SBI証券:対象投資信託の月間平均保有額が、1,000万円未満のお客様に年率0.1%相当、1,000万円以上のお客様に年率0.2%相当のポイント(例外有り)
- 楽天証券:投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイント
- 松井証券:(月間平均保有金額)×{(販売会社が受け取る信託報酬率(税抜))- 0.3%)}×1/12
- マネックス証券:投信月内平均残高×0.08%(年率)
- auカブコム証券:2.4万円~100万円未満:年率0.05% 100万円以上~3,000万円未満:年率0.12% 3,000万円以上:年率0.24%(例外あり)
- SMBC日興証券:引き落とし毎に【引落特典】dポイント3pt(初回特典500pt)
各社表記に違いがあり非常に分かりにくいのですが、auカブコム証券が強いようにみえます。
しかし、auカブコム証券とSBI証券には例外があります。
それは、つみたてNISAで買い付けるであろう、王道の費用が超低い商品はポイント還元率が低かったのです(^^;
auカブコム証券は対象外、SBIは0.03%前後で、楽天の0.048%より少し少ない事となります。
SBI証券は今後、還元率を引き上げるという発表があり、楽天と非常に僅差の還元率になるそうです。
下記に記載する、楽天のクレジット決済サービスで1%ポイント還元(上限5万円まで)を組み合わせると、楽天がポイント還元で頭一つ飛び抜けてきますので、つみたてNISA口座開設で楽天証券が近年急成長している理由がわかります。
もちろん、つみたてNISA以外の投資なら楽天以外の証券会社で買い付ける方がお得になるケースが往々にしてあるので、ご自身に合った証券口座を開設すると良いでしょう。
楽天証券のポイント還元
先に断っておくと、自分は楽天の回し者ではありません(;・`ω・´)
楽天証券での高いポイント還元には条件があります。
- 楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジ
- 楽天カードでクレジット決済
楽天銀行・楽天カード・楽天証券の3種の神器?をそろえることで、100円で1ポイントの楽天ポイントが入り、そのポイントも積立て投資に回すことができます。
ポイントというのは金利が付きませんが、ポイントを使って投資商品を買えば利回りが発生するのです。
クレジット決済で投信買い付けをできる金額は5万円までなので、つみたてNISA分33,333円とは別に16,667円分を特定口座(証券口座)で買い付けをするように設定すれば、毎月500ポイント、年間にして6000円分のポイントを獲得できるのです。
もちろん、このクレジット決済サービスで得られる楽天ポイントは通常ポイントなので、投資以外にも利用することができます☆
ちなみにSBI証券でも、クレジット決済によるポイント還元を今年2021年6月30日から予定しており、
「SBI証券の投信積立サービスにおいて、三井住友カードのクレジットカード決済が可能に。その際、決済金額の0.5%分の「Vポイント」が付与される」と言う情報が発表されております。
楽天の半分ではありますが、すでにSBI証券をご利用なさっている方は検討してみてはいかがでしょうか。
お得に楽天証券でのつみたてNISAを始める方法
「そうか、つみたてNISAを楽天証券でやればお得なのかー!」
と、思って楽天証券に登録しようとしてるアナタに朗報があります!
自分は、以下の方法でポイントを多く獲得し、お得に開始できたのでお勧めしております☆
楽天銀行、楽天カード、楽天証券と開設や設定に少し時間が掛かるので、余裕を持って焦らずに行いましょう♪
ちなみに、モッピーなど紹介リンクを張ってありますので、このリンクから登録すると、お互いに紹介ポイントが入ります。
では手順は以下になります。
1.楽天銀行に口座を開設
- まず事前に、楽天銀行の口座を開設しましょう。
- 楽天銀行は、楽天会員登録をしてから開設手続きになります。
2.モッピーなどのポイントサイトから「楽天カード」を申し込みます。
- ポイントサイトから申し込むことで、より多くのポイント還元を受けられます。
- 引き落とし先を、先に開設した楽天銀行にしましょう。
3.モッピーなどのポイントサイトから「楽天証券」を申し込みます。
- ポイントサイトから申し込むことで、より多くのポイント還元を受けられます。
4.楽天証券開設時の設定
- 証券口座は特定口座(源泉徴収あり)でOKです。
- NISAについては、つみたてNISAを選択します。
- 楽天銀行とのマネーブリッジを申し込みます。
- 他のFX口座や信用取引口座は任意です。
5.口座開設ができましたら、楽天証券にログインします。
- ポイント設定・SPUのポイントコース設定は「楽天ポイントコース」になっているか確認しておきましょう。
- ハッピープログラムにエントリーしておきましょう。(楽天銀行HPへ飛びます)
6.つみたてNISA口座での設定
- 毎月定額で支払える方は、33,333円買い付ける設定をします。
- おすすめは、楽天VTI、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)などの経費率の少なく長期間安定して成長するインデックスファンドです。
- 支払いは楽天カードクレジット決済を選択
- 分配金コースは再投資を選択します。
- 投信買い付けのポイント利用設定を1ポイントに設定します。
※今年度分の非課税枠40万円使い切りたい人
- 増額設定はクレジット払いでは利用できませんので、証券口座払いの設定を作ります。
- まず、クレジット払いを33,233円にします。
- 次に、証券口座払いで100円積み立てを設定すれば、増額設定が利用できますので任意の金額を上限枠以内で入金できます。
7.設定が終わったら、積立て設定一覧を今一度確認しましょう。
8.残りのクレジット決済枠である16,667円分は、特定口座で任意の商品を積み立てましょう。
- 費用の安いeMAXIS Slimシリーズがお勧めです。(全世界・全米・先進国・新興国あたり)
9.どうしても現金が必要になったときは、なるべく非課税枠を無駄にしないように、特定口座の方から切り崩すと良いでしょう。
10.楽天ポイントについて
- クレジット決済によるポイントは、通常ポイントなので投資に回すこともできますし、他の楽天サービスで利用することもできます。
- 期間限定ポイントは投資に使えないので、楽天pay等でつかうと良いでしょう。
楽天ポイントは通常ポイントも期間限定ポイントも、店頭でのお買い物に利用すると現金同様にポイント還元対象です☆
今回紹介した方法で登録していくと、
- 楽天銀行紹介ポイント:1500pt
- モッピーで楽天カード発行:1200~11000pt(時期により変動あり)
- 楽天カード新規入会&利用特典:入会2000pt+利用3000~6000pt(時期により変動あり)
- モッピーで楽天証券開設:2000~2500pt(時期により変動あり)
- モッピー紹介ポイント:2000pt(条件:入会の翌々月末までにモッピーで5000pt以上獲得)
このように多くのポイントを獲得できると思うので、普通に開設するのに比べてかなりお得ではないでしょうか☆
1ポイント1円として他のサービスに使用したりできるのでおすすめです♪
※ポイント数は申し込む期間により変動しておりますので、必ずしも上記のポイント数では無いかもしれません。
まとめ
つみたてNISAを始めるなら、ポイント還元では現状、楽天が最強となりました。
楽天証券は、使いやすいデザインなのも良いところです。
ちなみに、SBI証券でつみたてNISAを始めるなら、経費率が非常に低いのでSBIバンガードS&P500を買い付けるのも良いでしょう♪
しかし、他社の追い上げも考えられるのと、各証券会社それぞれの強みがありますので、つみたてNISA以外の投資をする口座は楽天である必要はありません。
楽天でつみたてNISAを始めてみたいと言う方は、是非参考にしていただけたらと思います☆
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